日本はブラックアウトのプラットフォーマになるべきでは?

投稿日:2019/09/08

はじめに

こんにちは.
今回はプログラミングから離れ,ビジネス・マネタイズの話…というか個人的な考えを述べたいと思います.
というか,下の既にツイートしてあるやつを整理しただけの記事ですw


タイトルからして少々強気かもしれませんが…(実現できるか,コストはどうか,というのは考えていませんので,ひとまず構想を書き出すだけします).
タイトルの考えに至った流れを4つの章に分けて進めていきますね.

1章:胆振東部地震のブラックアウトを受けて

2018年9月,胆振東部地震が起きました.
その中でブラックアウト(≒大停電)が発生し,その状態が43時間続いたと言われています.
そしてブラックアウトにより信号・通信の遮断,医療困難,断水(特にビル),物流の停止,ITシステムの停止…など連鎖が発生し,暗闇だけではなく交通マヒ,情報遮断,治療マヒ,食糧不足,サービス提供の停止など様々な分野で混乱を招いたとされます.

ITや電気にこれほどまで頼っているのか-それを思わせる事態でした.
「No Electrical, No Life.」まさにこれですね.
そのため電気を失うことが災害級と呼べるほどになってしまっています.

さらに天候の不安定化や巨大地震の可能性もあり,ブラックアウトの発生可能性も高まっていると言います.
それだけではなくAIを活用することが浸透していく世界の流れもあり,余計社会とIT・電気は根強く・根深く密着していくため,ブラックアウトの影響が大きくなってくるのではないかと考えています.

2章:ブラックアウトへの対策は?

個人的に大きく分けて4つあると考えています.
(1)復旧速度の改善
停電後の電力会社による復旧活動のスピードを上げることですね.
事後処理としては1つの手ではありますが,AI社会になり電力活用規模が拡大するこれからにおいて,復旧速度の限界や弊害の発生の可能性がゼロとは言えません.
そのためブラックアウトを発生させない事前対策も大事になってきます.

(2)自己発電・循環による高分散または独立機構増加への移行
大きな発電所を少数に置いとくだけでなく,自家発電やハイブリッドカーなどによる自己発電・供給・循環を社会システム規模で提携させつつ実現させるということです.
独立機構というのは市町村別に運用するようなものですね.
これにより災害やブラックアウト発生時に予備電力を円滑に回したり,近隣の電力を貸し借りしたりする,柔軟性を高めることに繋がるのではないかなと考えています.

(3)「電気を使わない○○」への移行
要はアナログに戻りましょう!という…そうでなくても化学技術によって何かできることがあるんじゃないかなという話ですね.
勝手な想像としては電気がなくてもずっとキンキンな冷蔵庫とか…?詳しくないので割愛します.

(4)デジタルデトックスなサバイバル能力を身につける
うん…(白目)

(5)その他
電気を使うIT技術で何か対策できることあるかもしれないので,一応追加しておいただけです.

3章:日本のビジネスモデルについて

ここで余談です.
IT技術を活用したビジネス展開について,日本では大きく分けて以下の2つがあると思います.
(1)部品レベルで開発し,あらゆるソリューションの一部になるように上位レイヤの企業に提供する.
(2)クライアント(ユーザ)に近い部分を開発し,システム・サービス全体として提供する.

今回は(2)について話していきます.
簡単に言うと,日本の直近の(AIを活用しようという)開発はニッチだなぁというものです.

というのは,AI大国であるアメリカと中国ではまずマーケット・売店・コンビニの自動化・無人化,バス・駅の改札での認証方式の最適化,オンラインショップの裏にある倉庫の自動化・無人化などからAIやIT技術を活用しているように見えます.これらにはある共通点があります.
それは,「大勢の人が同じモノを同じ場で使う」ということです.
つまりマーケット,バス,改札,倉庫(直接的にユーザは関わらないけどオンラインショップで商品を買うことで結局使用している)というものですね.
そうしたところを攻めるビジネスモデルによってその分野でITを活用する者としてトップを獲得していっているように見えます.

一方の日本はどうでしょうか.
個人的には,「各●●に製品・サービスを導入して使ってもらう」パターンが多いように思われます.
つまり,各●●に導入してもらうように買ってもらって,その「購入された数だけ儲け」とする,そんなビジネスモデルです.
例えば「各家に使ってもらうスマートな冷蔵庫を開発して売り出す」「各家に使ってもらう散らかった物を拾って元の場所に戻すロボットを開発して売り出す」…とかね.
これでは対象とする●●を市場において確保できなかった場合,そのIT技術を活用したビジネスは頓挫することになります.
これには良い例として「ランドロイド[1]」があります.
複数の要因がありますが,これも「各家に・業務に」という売出し数で儲けを得るパターンであることは分かります.
そうしたランドロイドは市場獲得できず破綻してしまいました.

このように,日本のITの発展を促すためには,ビジネスモデルの対象を変える必要があると考えています.
大勢の人が同じモノを同じ場で使う」,これを対象とするべきではないでしょうか.


【参考】
[1]大企業もはまったハイテク投資の罠 夢に終わった「ランドロイド」 | 商業界ONLINE

4章:ブラックアウトのプラットフォーマとは?

2章と3章を踏まえて,タイトルの話に進みます.

アメリカと中国は「No AI, No Life」のAI社会に進んでいきます.日本も遅れて突入することでしょう.
そうするとやはり電気を失った時,社会がどうなるか,世界中の問題であるように思われます.
私はそこに着目しました.

AI社会に突入した時,「大勢の人が同じモノ(=AI)を同じ場(=AI社会)で使う」状況になります.
その市場獲得の一つの手として,ブラックアウト対策を挙げられないでしょうか?
具体的な対策手法は全く考えていませんが,アナログなり,できればデジタルなりにブラックアウト対策のシステムや社会構造を先進的に開発し,提供できるようになれば,「ブラックアウトのプラットフォーマ」という位置を獲得することができます.

地震や天候被害の多い日本という検証の場もありますし,アメリカと中国のAI競争に入りにくい立場の状況から一度離れてみるのも一手ではないでしょうか.
もちろんAI開発を全て切り上げるわけではありません.ブラックアウト対策に使うかも知れないし,通常の開発も並行して進めても良いのではないでしょうか.
ただ,別の視点でのAI社会で必要になるものを加えて市場開拓・獲得できるようにしていけば良いと考えています.

おまけ:書籍「Why Digital Matters」薦めるやで

最後に単なる本の推薦ですw
Why Digital Matters
でもこの本を読んでから今回を含め,視点を変えてのビジネスやマネタイズを考え始めるようになりました.
特に「デジタルとフィジカルの違い」はITエンジニアとしては面白い内容でした.
ほかにもビジネスの考え方を学べたり,日本の立ち位置,間違っているであろうITや新社会の構造に対する認識・解釈に気付かされたりします.
製造業の上層部・経営群向けと思われそうですが,非製造業・雇用者の方々にも読んでいただきたい一冊です.

終わりに

ふぃーツイートをまとめただけなのになんか疲れた….
この考えも突飛な所あるかもしれませんし,賛否両論かもしれないですが,一つの考えです.
それにしても日本のITに関する社会浸透の遅れ具合には危機感しかないなぁ…(´・ω・`)

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